センター大学 国際文化学科4年 和田茉樹 <2号 2021年11~12月>

サンクスギビングとファイナルウィークとホリデイの過ごし方について(センタータームもちょこっと)

サンクスギビング11月24日

 私はこの日がそんなに大事な日だとは考えてなかったのですが、ルームメイトにみんなで祝うからと誘われルームメイトの実家に遊びに行きました。クリスマスのような雰囲気があり、親戚一同が集まり食事をしていたのに混ぜてもらいました。どこから来たのか、何を専攻しているのか質問されたり、最初は緊張していましたが、とても話しやすい雰囲気で楽しかったです。食事の内容はマッシュポテトやブロッコリーのグラタンなど、アメリカの代表的な物が多かったと思います。もちろん定番のターキーも出ました。全部が日本人の口に合う味付けでおいしかったです。

ファイナルウィーク(11月29日~12月5日)

 DLMの授業でのグループプレゼンテーションが12月1日にありました。センター大学で初めてのクラス全体へのプレゼンテーションだったのでとても緊張し、日本でやる英語でのプレゼンテーションよりひどかったと思います。一方、準備の過程で忙しい中でも打ち解けながら話せたので始まる前と終わった後の雰囲気はお互いによくやったという言葉が出てきて良かったと感じました。DLMはグループプレゼンテーションとは別にテストがあり、今までの総復習のような内容でした。A4の紙二枚分に、問題一つと自由記述の回答を書く感じでした。問題が二つ分あったのでA4の紙四枚分を書いたため、終わるころには手が痛かったです。問題の大体の内容と注意事項は事前に教えてもらえるので特に困ったことはありませんでした。 EDUの授業では個人でのプレゼンテーションとレポート提出がありました。プレゼンは4~5人のグループ内での発表だったので、特に緊張せず楽しく発表出来ました。レポートの内容は事前にいくつか決められているのですがそれが大変面白く、閲覧禁止や取扱いを開始する教科書について学校の対応を考えるというものでした。閲覧禁止の例としてはだしのゲンを、取り扱いを開始するものとしてセクシュアルマイノリティーの内容を取り上げました。プレゼンの中でパワーポイントを作るかどうかは個人の自由で、レポートの理解の補足として作りました。日本と海外の教科書は違う点が非常に多いので、学びながら楽しく書くことが出来ました。レポート枚数は8枚分で履修した授業の中で一番長かったです。EDUの授業は、全体を通して小テストやレポートが一番多いクラスだと感じました。
 RELは自分でテーマを自由に決めることが出来ました。しかし、自分が明らかにしたい議題に対して、自分の考えを盛り込むためには必ず資料が入り、図書館から本を借りたりする必要があったので大変でした。私はヒンドゥー教と仏教の輪廻転生の考え方の違いについて書きました。以前、山口県立大学で似たような授業を履修してある程度の知識を持っていたので、より深いテーマを設定することが出来ました。輪廻転生について書いた分厚い本からyoutubeまで使えるものは全て使ったので、レポートの中で一番時間がかかりました。文字数は2000字~3000字でした。枚数的には5枚から7枚位になると思います。
 MUSはギターのコードやピアノの長調や短調など、今まで習った知識をもとにして曲を書いてくるというものでした。アプリを使って休憩時間に遊び感覚で作ることができたので最後まで切羽詰まることなく楽しく取り組めた授業でした。テストがあり、自分が作った曲のメロディーのみを弾くというものでしたが、先生がチェロとドラムの奏者を連れてきて、先生が代わりに全員分のメロディーをピアノで弾いて曲にしてくれるというとても楽しいものでした。他の3つの授業が大変だったので、この授業を最初に履修して正解だったと考えています。

12月5日~12月24日までの過ごし方

 食堂が開かなくなったので、友人と近くのカフェに行きダンスをしてました。ダンスをするメンバーが3人いたのですが、一人は就職するため実家に帰ったので他の人を誘いました。初めて自分で振り付けを考えたのですが、自分を出すのが恥ずかしくて、「一人で考えたい」と言って一人で考えました。友人はその場で「恥ずかしくない!」と言いながらその場で動いて振りを決めていたりしたので、アメリカ人の自分をさらけ出せる一面を羨ましく思いました。途中で食事に誘ってもらったり、クリスマスパーティーを開催していたので参加したり、楽しく過ごしました。特に何もない日には、友人は実家に帰っている人が多かったので電話をしたり、Youtubeをお勧めしあってし合って見たりしていました。

12月25日~1月3日

 上京田さんとニューヨークに遊びに行きました。いつの間にか日本語で話してしまっていたので英語に戻したとたん、トラブルが起きました。だいぶ話せるような気になっていましたが、まだまだだなと気付きました。
25日 ニューヨークへ移動しました。電車に乗り換えるバスを探していたのですが、空港のスタッフの方にここからこのバスに乗れば良いと言われたので言われた通りのバスに乗ったら違う場所に連れて行かれました。バスを降りたとたん異臭がし、「fuck! fuck you!」と知らない人に叫んでいる人を見て、とんでもないところに来たと感じました。その後、電車に乗り換え、間違った電車に乗ろうとしていたところを見知らぬおばさんに助けてもらい無事にホテルに着きました。ところがホテルでも私のカードが使えないというトラブルが発生しました。観光地だったこともあって優しい人が多かったので、市内の観光は安心して出来ると思います。
26日 ブロードウェイにオペラ座の怪人を見に行きました。初めてのオペラだったのでとても感動しました。演劇全てが英語だったので、歌の部分はほとんど聞き取れなかったのですが、あらすじは知っていたので台詞の部分だけは授業より簡単に聞くことが出来ました。聞き取れない中でも、知っている歌がたくさん出てきてオペラの文化を感じることが出来たので、英語を学ぶ中で行ってみて良かった場所だなと感じました。そのあとシェイクシャックというチェーン店に入ったのですが、オーダーやカスタムを緊張せずに話せるようになったのを実感出来ました。
27日 バンクシーの展示会に行きました。英語で絵について説明するアプリがあったので入れてみたのですが、どこで発見された、どういうモチーフを使ったのかなどの解説を聞くことができたので、その時代の背景など知らない所も多かったですが楽しめました。ちょっとした言葉でも逃さずに聞けたので、授業を通してリスニング力が上がったのかなと感じました。
28日 メトロポリタンミュージアムに行きました。館内で動画を撮っていたら、動画は禁止されていると言われました。言われたことに対して少しだけ返事をしたり、並んでいる列が何分くらい待つのかなどを尋ねたり、ちょっとした旅行に行くだけなら難なく出来るようになったと感じました。
29日 9.11ミュージアムに行きました。負の遺産を見て回ることに興味があったので、今回のこのミュージアムでは学びながら進もうと思い、ガイドさんの話や他の人がどう感じているかを盗み聞きしながら回りました。音声ガイドもありましたが、準備不足で使えませんでした。実際に何が起こったか、ハイジャックされた飛行機の中から人々がどのような連絡を家族にしたのかを生の音声で感じることが出来たので、緊迫した雰囲気だけではなく、英語ならではの含みをより多く感じることができたと思い、良い経験になったと感じました。その後、ブルックリンブリッジに行き、韓国人の方に写真を取ってほしいと頼まれたのをきっかけに、仲良くなり、夕食はその人と一緒に韓国村に行って食べました。
30日 朝からお昼にかけてブライアントパークにあるクリスマスマーケットに行ってきました。昼食がなかなか出てこないというハプニングもありました。待っている性格の日本人とは違い周りの人は自分達のオーダーしたものが出てこないのをしきりに確認したり、店員さんがお詫びにサービスしてくれたりと、スタイルの違いを感じました。午後からは上京田さんと別行動をし、29日に出会った韓国人の子と自由の女神像に遊びに行きました。出会ったばかりの人と話す中でまた自分の英語力が上がったと感じました。夕食は久しぶりに日本食を食べに行きました。日本式の居酒屋さんのようなところで、久しぶりにおでんを食べられたので喜んでいたのですが、韓国人の子は「おでんは韓国にもあるからいらない」と言って全く食べませんでした。
31日 タイムズスクエアでカウントダウンを迎えたかったので、お昼くらいまでかけてタイムズスクエアに近いホテルに移動しました。お昼からは、上京田さんと一緒に回る予定でしたが体調が優れなかったらしいので、韓国人の子と、ドイツから来た子と一緒にカウントダウンを過ごすことにしました。最初はタイムズスクエアに行ったのですが、人が多すぎてボールドロップイベントにも参加できるか分からなかったので、ブルクリンブリッジに行きました。寒かったのでお酒を飲みながらカウントダウンし、酔っぱらいながらhappy new yearと叫びました。花火を見たり写真を撮ったりして、楽しかったです。すれ違う人にhappy new yearと叫びながら歩いたり、ドイツから来た女の子が酔っぱらってごみ山を踏みつぶしたり、日本では見られない光景を一日でたくさん見ることができました。観光客が多かったからかもしれませんが、この日を通して人に話しかけることへの壁が非常に低いことを感じました。
1日 31日に遅く帰ったこともあり、起きられるか不安でしたが、隣の人の話し声で起こされたので大丈夫でした。日本と違い、値段とサービスがあっていないところが非常に多く、カプセルホテルなどもなかったので、ホテル選びは今回の旅で苦戦した中の一つでした。授業とは関係なく英語で自分の意見を言うことをしっかりできた一週間でした。
 今回ニューヨークに行ったことを通して、冬休みにどこかにずっとこもっていることは非常にもったいないし、授業で最初はなかなかついて行けずに自分に自信を持てずにいる中で、旅行に行くことで自分を出す機会を持てたと感じました。センタータームにまた友人と再開したときの話の種ができたりするので、ケンタッキーを出て旅行をして良かったと感じました。また、新しい友人を作れたことも、自分の英語力を普段の会話の中で確認できたり、新しい言語に触れたりできたので非常に良かったと感じました。
 現在、新しくセンタータームが始まっています。私はMUS117という楽器を弾くというよりは音楽の歴史や知識を学ぶ授業を履修しています。fall termで履修していたMUS110と非常に近く、そこで学んだ知識も出てくるので楽しんで履修できると思います。また、同じ授業の友人がいたり、先生が留学生に理解のある先生なので、安心しています。